2015年の創業以来、営業活動のデジタル化と効率化を目指して発展してきました。このツールの最大の特徴は、顧客側がアプリをインストールしたり、事前にURLを受け取ったりする必要がない点です。営業担当者が電話をかけ、ウェブ上で発行した4桁の接続ナンバーを顧客が入力するだけで、すぐにオンライン商談が始められるという手軽さが評価されています。とくに銀行や証券会社などの金融業界で高いシェアを誇り、録画・録音機能やSalesforce、Slack、クラウドサインといったツールとの連携機能が営業成果の向上に寄与しています。また、同社はインサイドセールスのコンサルティングやビッグデータ解析も提供し、営業戦略全般をサポートしています。

bellFaceの料金体系は、初期費用と月額費用から成り立っています。初期費用は導入時のテクニカルサポート費として発生し、月額費用はID数に応じて定額で設定されます。月額費用には、運用支援、商談コンサルティング、他ツールとの連携サポート、問い合わせ対応、さらに営業活動に役立つ無料のウェブセミナー受講などが含まれます。具体的な金額は公式サイトや営業担当者への問い合わせによって確認する必要があります。

利用企業からは「顧客が簡単に商談に参加できる手軽さ」「電話とウェブの融合による独自の仕組み」「録画・録音、外部ツール連携による営業効率化」といった点が高く評価されています。一方で、「料金が他のウェブ会議システムより高め」「無料プランがないため導入前の試用ができない」という改善要望もあります。全体として、営業成果の向上を目指す企業にとって有力な選択肢として支持を得ています。

メリット

• 顧客は専用アプリやURLが不要で、電話を通じて簡単にオンライン商談を開始できる

• 録画・録音、SalesforceやSlackなどとの連携機能があり、営業活動を効率化できる

• インサイドセールスのコンサルティングやビッグデータ解析で営業戦略を包括的に支援

デメリット

• 他のウェブ会議システムと比べ料金が高めで、中小企業にはコスト負担が大きい場合がある

• 無料プランがなく、導入前に試用できないためハードルになることがある